『zoom』や『House Party』『Remo』『Google Meet』『Skype』『たくのむ』『Whereby』などのオンラインビデオ通話でありがたいのが『snap camera』です。
たくさんあるフィルターでおもしろい顔になれたり、ARで不思議空間から会議やオンライン飲み会に参加することが出来ます。
ですが、zoomのバーチャル背景のように、自分の好きな背景でお話ししたいですよね?
ドラァグ・クイーンか? というような濃すぎるメイクではなくて、もっと自分好みのメイクをしたいですよね?
そんな方のために、今日は
1:『背景』を変える方法
2:顔のメイクを変える方法
3:表情が変わるとエフェクトがかかるようにする方法
という3点をご紹介したいと思います。
Lens Studioとは? 基本的なことと下準備
『Lens Studio』とは、『snap camera』謹製のフィルター作成アプリです。
まずはこれをLens Studio公式サイトよりダウンロードします。
テンプレートの考え方
新しい背景&フィルターをつくるとき、『テンプレートからプロジェクトを作成』を選んだ方が早いです。
そして、テンプレートは、それぞれに特徴があります。
①背景が変更しやすいテンプレート:Segmentation
②メイクが変更しやすいテンプレート:Makeup
③エフェクトがかけやすいテンプレート:Particles
テンプレートはアップデートごとに増えているようですので、色々と見て回ってみましょう。
背景を変える&化粧をする&エフェクトをかけるための『下準備』
今回は、『背景を変えやすいテンプレート(Segmentation)』をベースに作っていくことにします。
ここで、まずは『メイクアップ』のファイルをダウンロードしに行きます。
『テンプレートからプロジェクトを作成』を選び、
テンプレートの『Make up』を選択し開いて、下記の場所のファイルを右クリックで『.lso』ファイルにてエクスポートします。

エクスポートが終われば、Makeupのプロジェクトは保存せずに終了してOKです。
つづいて『エフェクト』の保存です。
テンプレート『Particles』を開いて、下記の場所にあるファイルを同じくエクスポートして保存します。

こちらも保存せずに終了してOKです。
最後に、背景にしたい画像を探します。
今日はスタジオジブリの背景画像まとめサイトから、ナウシカの背景をお借りすることにします。
(今は新型コロナのためか、ディズニーやピクサーも背景画像を配布しています)
これで下準備は完了です。
Lends Studioで『背景』を変える方法
それでは、実際のプロジェクトの作成に入っていきましょう。
『テンプレートからプロジェクトを作成』→『Segmentation』を選びます。
沢山のハートが動いている背景のテンプレートが開かれたかと思います。
では、背景をナウシカの一枚絵に変更していきましょう。

①『Use BackGround Color』のチェックを外します。
②『Image > Image Texture』に背景イメージを指定します
→ InspectorのImage Textureをクリックすると背景画像が変えられます。
→ Add New > Import Filesで画像をナウシカの画像を上げましょう。
③『Image > Tiled』のチェックを外します。
会議か飲み会か・・相手によって様々な背景にしてみて、気分を変えて楽しくオンライン生活を過ごしたいですね。
Lens Studioで『顔にフィルター(メイク)をかける方法』
それではメイクを変えていきます。
まずは『下準備』でダウンロードした『メイク』のファイルを下記の場所にアップします。
(そのまえに、背景が上下左右にフィットしない場合は『Fill』を選ぶと画面にフィットするかと思います)

いよいよ、メイクを変えていきます。
左側の二重になった赤い四角の中の四角の『Edit Me』を編集していきます。
編集画面は右側に出てきます。
色や濃さ・長さなどを変えれます。

メイクの色が決まりましたら、次は顔全体のレタッチです。
・肌をなめらかにしたり(なめらかすぎると、逆にノッペリしてしまいます)
・歯を白くしたり
・瞳を輝かせたり
・白目をより白くしたり・・

私は最初『白目の白さ&目の輝き』を輝かせすぎて、目から光線を発しているようなフィルターを作ってしまいました・・
お気をつけて。
(できれば、自分の顔を映しながらメイクもレタッチもされると良いでしょう)
Lens Studioで『表情が変わるとエフェクトがかかる方法』
メイクも完成したところで、ついに『表情が変わるとエフェクトがかかる(キラキラが飛ぶ)』という効果を付けていきましょう。
別に延々と雨を降らせていたりする効果でも良いのですが、それは梅雨時に取っておきたいと思います。
ではまず『下準備』でダウンロードした『エフェクト』の『.lso』ファイルを下記のところからアップします。

そして、以下の場所から『Helper Script』→『Behavior』を選択します。

そして左上の欄にある『Orthographic Camera Masked』を選択します。
左下にある『Behavior』欄を右の空白地帯に2回ドラッグ&ドロップします。

上のBehavior:笑顔が始まるとキラキラ・エフェクト開始
下のBehavior:笑顔が終わるとキラキラ・エフェクト終了
【設定】
上のBehavior:笑顔が始まるとキラキラ・エフェクト開始
・Trigger: Face Event
・Event Type: Smile Started
・Response Type: Set Enabled
・Target: Simple Particles
・Action: Enable
下のBehavior:笑顔が終わるとキラキラ・エフェクト終了
・Trigger: Face Event
・Event Type: Smile Finished
・Response Type: Set Enabled
・Target: Simple Particles
・Action: Disable
以上で、本日の3点の変化を加えられました。
レンズ(フィルター)を公開する
さて、せっかく作ったレンズ。
これをsnap cameraで使うには、『公開』しなくてはなりません。
①レンズを『いつでも変更可能』にするために、PC上に『保存』しておく。
②レンズの名前・表示画像を変える。
→ 左上にある『Publish Lens』のすぐ右の『Project Info』でレンズの名前・一覧での表示画像を変更することが出来ます。
③名前・表示画像を変更したら、『Publish Lens』を押して公開します。
④公開完了したら、『シェア』ボタンから自分の作成したレンズのリンクをコピーして、さっそくsnap cameraの『レンズ検索窓』にそのまま入れましょう。
⑤ご自分のレンズが出てきましたか? それを選んで&星マークをクリックしたら、いつでも呼び出せる準備ができました。
おつかれさまでした!
私は、この3点を変更するために、かなりの時間を費やしました。
この記事で、この「ちょっとだけ、変更したい」という方のお役に立てましたら幸いです。
それでは、素敵なオンライン・ライフを!
ホッとひといき。カフェコーナー
さて、このsnap cameraですが、私はもう手放せません。。
なんといっても、夜中のオンライン飲み会に、お風呂上がりのノーメークで出れますからね!
しかも、友人たちと「今日はゴージャスにいこう!」とか申し合わせて、全員『城背景』とかで盛り盛りのメイク。(もちろんsnap cameraで!)
服だけ『城背景』になじむ、ゴージャスなホテルのパーティーに来ていくようなドレス・ワンピースに着替えておけばOK!
むしろ、今までよりもパーティードレスの出番が増えそうな勢いです。
華やかな背景で、テンションも爆上がりで、結局、楽しすぎて何時間も飲んでしまいます。
「『Stay Home』で、パーティードレスとも、当分お別れね・・」
とか言っていた過去の自分に教えてあげたい。
2週間後には、パーティードレスを買い足してますから・・!!
コスプレとかしてオンライン飲み会を楽しんでいる方たちもいるようですね!
「家飲みだし、リラックスした格好でオンライン飲みしたい」
とか、最初は思っていたのですが・・
確かに、最初はニットとかでしてたのですが・・
いやいや・・
気分転換に良いのですよ!
服&背景を華やかにするっていうのは・・
しかも、家ですから、どんな格好をしていたって、飲み会メンバー以外にはわからないわけです。
しかも、snap cameraで様々なテイスト(フィルターによっては)の自分になれるので、
リアルでは挑戦しにくいファッションも、似合ってしまいます。(喜)
ちなみに、私は上記で紹介しました『笑うとキラキラが飛ぶエフェクト』をかけているせいか、キラキラエフェクトを出したいがために(?)笑顔も普段の2倍増しです。
素顔に近い薄化粧のフィルターを作ったり、仕事仕様のナチュラルメイクのフィルターを作ったり、パーティーにぴったりの華やかメイクのフィルターを作ったり・・
そこに背景を加えるのですから、もう無限にsnap cameraのレンズを作り続けてしまいます。
(さっきもhouse partyしながら、新しいレンズを3つ作りました・・)
snap cameraは何にでも使おう!
snap cameraは素晴らしいです。
もちろん、夜中のオンライン飲み会だけではなく、
zoom、Remo、House Party、Skypeはもちろん、その他の方法でされている『オンライン英会話』『オンラインYoga』などのオンライン授業でも、カメラ設定をsnap cameraにして、背景やメイクを変えて出席しています。
英会話レッスンには、和風の背景に和風のメイク。これで日本の文化を伝えます。
Yogaレッスンでは、大自然の背景に、ほぼフィルター無しのナチュラルメイク。外でYogaしている気分になれます。
惜しむべくは、まだスマホに対応していないので、外出先では使えない・・という事ですが、
今は『Stay Home』な時期ですので、まあ問題ありません。
それに、外に行くときには普通にメイクもしていますし、背景は外ですので、プライバシーも守られますから、一日も早いsnap cameraの対応を待ちつつ(スマホの性能が上がるのを待ちつつ)
当面は家&PCだけで楽しむことにいたしましょう。